Q. 中期ビジョンで計画を作成した後に決算が確定したので、計画値を変えずに帳票上には確定した決算の金額を表示させたいです。

A. 確定決算の機能を使用をすると、損益計算書の計画値は変えずに、前期欄のみ変更できます。貸借対照表については前期欄・計画値共に変わりますのでご注意ください。

確定決算の機能を使用すると以下が可能になります。
・「開始残高設定[全社]」や「[部門]開始残高設定」では、損益科目の確定決算額が入力可能となります。
・「売上分類設定[全社]」や「[部門]売上分類設定」では、売上分類ごとに売上高の確定決算額が入力可能となります。
・損益計算書や売上計画表などには、入力した確定決算額が前期の実績値として表示されます。

※確定決算の機能を使用せずに確定後の決算データを開始残高設定に読み込んでしまうと「人件費プラン」と「経費プラン」の計画値が変更されてしまいます。

操作方法

①「中期ビジョン」>「オプション」>「確定決算設定」を開き、「確定決算入力をする」にチェックを入れて保存します。

②「中期ビジョン」>「準備処理」>「開始残高設定」を開きます。「確定決算額」という列が表示されています。

③「データ読込」をクリックして確定した決算のデータを財務基礎データから読み込みます。
読み込むと確定決算額の列に読み込んだデータが表示されます。
※データ読込を行うと損益計算書の計画値は変わりませんが、貸借対照表の計画値は変わります。

④「中期ビジョン」>「準備処理」>「売上分類設定」を開きます。

⑤「確定決算額」の列が表示されているため、売上分類ごとの確定した前期売上高を入力します。
こちらを入力すると、売上計画表の前期の欄の金額に反映されます。

※ 「確定決算設定」 の「確定決算入力をする」のチェックを外すと、確定決算額の欄が消え、元の状態に戻ります。